林流 花が咲かない(割れない)
「さらしな生一本」生地作り

特徴と概要

・概念に囚われないさらしな蕎麦の水廻し

・普通そば同様に分散加水で造粒し、適正加水を見極める生地作り

 ※さらしな蕎麦の生地作りの特徴である、定量一気加水ではない技法

 ※てっぽう(ちぎり練り)で無理やり(力ずくで)生地を作らない

・熱湯投入による冷却作業が不要

これまでに例のないさらしな蕎麦の生地作り技法をご覧あれ!

水廻し編

第一加水(熱湯)

従前のさらしな蕎麦の湯捏ね同様に熱湯を投入、杓文字を使い糊化した粉と乾いた粉を混ぜ合わせる作業です

従前の生地作り(さらしな蕎麦の技法)

乾いた粉を熱湯で糊化した塊に押し付け、水を吸い込ませる作業です

ここからが林流さらしな蕎麦の水廻し

普通そばの水廻しの第一加水後の作業同様に、糊化した塊を小粒子化して、乾いた粉に水を分散して粒子の均一化を図ります

分散加水による造粒

造粒状態を見極めながら分散加水を行い、適正加水を見極める

ポイントは力を加えない造粒であり、粒子同士の寄りを手助けする作業です

括りと練り

普通そば同様に数えられる位に造粒する事がポイントです

延し編(割れない生地の検証)

地延し

両手を使った地延しであり、生地の「ふち」を手当出来ない・・・が、
大丈夫です!安心してください

丸出し

ふち割れしない生地に注目!

四つ出し一本目

まだまだ割れない

四つ出し三本目

二八蕎麦同様にふち割れの無い(花が咲かない)仕上がりに注目!