林流 花が咲かない(割れない)
「さらしな生一本」生地作り
特徴と概要
・概念に囚われないさらしな蕎麦の水廻し
・普通そば同様に分散加水で造粒し、適正加水を見極める生地作り
※さらしな蕎麦の生地作りの特徴である、定量一気加水ではない技法
※てっぽう(ちぎり練り)で無理やり(力ずくで)生地を作らない
・熱湯投入による冷却作業が不要
これまでに例のないさらしな蕎麦の生地作り技法をご覧あれ!
水廻し編
■第一加水(熱湯)
従前のさらしな蕎麦の湯捏ね同様に熱湯を投入、杓文字を使い糊化した粉と乾いた粉を混ぜ合わせる作業です
■従前の生地作り(さらしな蕎麦の技法)
乾いた粉を熱湯で糊化した塊に押し付け、水を吸い込ませる作業です
■ここからが林流さらしな蕎麦の水廻し
普通そばの水廻しの第一加水後の作業同様に、糊化した塊を小粒子化して、乾いた粉に水を分散して粒子の均一化を図ります
■分散加水による造粒
造粒状態を見極めながら分散加水を行い、適正加水を見極める
ポイントは力を加えない造粒であり、粒子同士の寄りを手助けする作業です
■括りと練り
普通そば同様に数えられる位に造粒する事がポイントです
延し編(割れない生地の検証)
■地延し
両手を使った地延しであり、生地の「ふち」を手当出来ない・・・が、
大丈夫です!安心してください
■丸出し
ふち割れしない生地に注目!
■四つ出し一本目
まだまだ割れない
■四つ出し三本目
二八蕎麦同様にふち割れの無い(花が咲かない)仕上がりに注目!